チベットでは中国の圧政に対して自らに火を放ち抵抗を示す“焼身抗議”が後を絶ちません。その数141名（2015年3月3日現在）。非暴力の闘いに込められたチベット人の心を描く衝撃のドキュメンタリー映画『ルンタ』（池谷薫監督）の公開を記念して、チベットの歴史と文化、政治的状況を知るための選書フェア「今、チベットを知るために」を開催します。暴力によるテロが世界を席巻する今、なぜチベット人たちは非暴力の姿勢を貫くことができるのか？ 「慈悲」や「利他」といった仏教の教えに支えられた彼らの暮らしとは？ 本選書フェアでは、チベット問題を解説する書物はもちろんのこと、チベット人作家による小説や歴史書、チベットの美しい風景をおさめた写真集など、さまざまな角度からチベットの“今”を浮かび上がらせます。映画『ルンタ』の背景となるチベットの歴史と文化を、本を通して学んでいきましょう。
 『チベット仏教王伝 ソンツェン・ガンポ物語』
ソナム・ギェルツェン著、今枝由郎監訳／岩波書店／本体1020円
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 『チベット文学の新世代 雪を待つ』
ラシャムジャ著、星泉訳／勉誠出版／本体3200円
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 『ハバ犬を育てる話（物語の島アジア）』
タクブンジャ著、海老原志穂、大川謙作、星泉、三浦順子訳／東京外国語大学出版会／本体2400円
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 『チベット 危機に瀕する民族の歴史と争点』
クロード・B・ルヴァンソン著、井川浩訳／白水社（文庫クセジュ）／本体1050円
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 『消されゆくチベット』
渡辺一枝著／集英社新書／本体760円
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 『チベットの秘密』
ツェリン・オーセル、王力雄著、劉燕子編訳／集広舎／本体2800円
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 『チベットを知るための50章 エリア・スタディーズ』
石浜裕美子著／明石書店／本体2000円
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 『チベット旅行記』（上・下）
河口慧海著／講談社学術文庫／本体1250円（上）、1380円（下）
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 『チベット文化史 新装版』
デイヴィッド・スネルグローヴ、ヒュー・リチャードソン著、奥山直司訳／春秋社／本体5800円
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 『チベットの潜入者たち ラサ一番乗りをめざして』
ピーター・ホップカーク著、今枝由郎、鈴木佐知子、武田真理子訳／白水社／本体2800円
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 『ダライ・ラマこころの自伝』
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ著、ソフィア・ストリル＝ルヴェ編、ルトランジェ治美訳／春秋社／本体2500円
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 『小さい母さんと呼ばれて チベット、私の故郷』 クンサン・ハモ著／集英社／本体1900円
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 『Little Tibet リトル・チベット』
伊勢祥延（写真＋文）／集広舎／本体2858円
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 『流転のテルマ』（１）（２）
蔵西著／講談社／本体各560円
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 『チベット 全チベット文化圏完全ガイド（旅行人ノート）』 旅行人／本体1900円 |
主催：蓮ユニバース（製作＆配給）
協力：明石書店、岩波書店、講談社、春秋社、集広舎、チベット文学研究会、
東京外国語大学出版会、白水社、勉誠出版、旅行人、連合出版他
＊選書フェアの開催を希望する書店様はこちらまでご連絡ください。
